こんにちは!パネルプラス(株式会社TMF)です。
「PP加工とは?どんなときに必要になるの?」
このような疑問を感じている方へ。
- 長持ちするポスターを作りたい!
- 高級感のあるパネルを飾りたい
- 撮影用の背景パネルを置きたい
そんな時に、 PP加工 がおすすめです!
今回は、PP加工の種類やメリットを紹介します。
さらに、選ぶ際のポイントも解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。
より良い印刷をお求めの方は、以下のバナーから私たちパネルプラスにご相談ください。
PP加工とは?印刷物のツヤと耐久性を高める技術
PP加工とは、印刷物の美観と耐久性を向上させる技術です。
光沢あるクリアな仕上げや、マットな質感を選べ、
ポリプロピレンフィルムを印刷物の表面に圧着させて仕上がりを保護します。
その性格から、特にポスターや名刺、
パンフレットなど、印象を強めたい印刷物で用います。
PP加工をするかしないかで、印刷物の印象は大きく変わると言っても過言ではありません。
PP加工の選択が、印刷物の質とブランド価値を決定づける重要な要素となるでしょう。
解説1.PP加工の基本的な仕組み
PP加工の仕組みは、実はとてもシンプルです。
まず、ポリプロピレンという樹脂でできた薄いフィルムを用意します。
このフィルムの片面には、専用の接着剤が塗られています。
次に、印刷された紙の上に、このフィルムをぴったりと一体化させるようにセットし、
専用の機械を使って熱と圧力を均一に加えます。
こうすることで、フィルムが紙の表面に強力に圧着されるのです。
フィルムと紙が一体化し、印刷されたインキもフィルムで保護されます。
また、選択するフィルムの種類によって、意図した印象に仕上がりを調節できます。
解説2.PP加工がもたらす効果
PP加工を施すと、印刷物は格段に扱いやすくなります。
まず最大の効果は、表面が保護されて丈夫になる点です。
フィルムでガードするので、摩擦による傷や指紋汚れを防げます。
多少の水濡れにも強くなり、きれいな状態を長く保てます。
次に、見た目の印象をコントロールできるのも大きな魅力です。
例えば光沢のあるクリアPPなら、写真やイラストの色がより鮮やかに見えます。
反対にマットPPを選べば、光の反射を抑え落ち着いた高級感を演出できます。
また、濃い色の印刷で起こりがちな、インキの色移りを防ぐ効果も見逃せません。
これらの効果で、印刷物の美しさと耐久性を強めるのです。
PP加工の種類と特徴
PP加工とは、出力物の表面にPPフィルムを熱で圧着する加工技術です。
パネルプラスでは以下の2種類を取り扱っています。
- グロスPP加工(ツヤあり)
- PP加工(ツヤなし)
ぜひ、以下の説明を参考にして、理解を深めていただければと思います。
グロスPP加工とは
グロスPP加工は、印刷物の表面にツヤ(光沢)を出す加工です。
名前の通り、仕上がりはツルツルとしていて、写真や色が鮮やかに見える点が特徴です。
そのメリットは、見た目のアピール力が高く、華やかな印象になることです。
ただ、光が強い場所では反射によって、指紋が少し目立ちやすい面もあります。
明るく華やかな仕上がりで、
下記のような販促物に使用する際にグロスPP加工がおすすめです♪
- スーパーや家電量販店など商品をアピールしたいPOP
- フルーツやお肉など食品の新鮮さを伝えたい広告
- カタログやメニューなど、色彩を際立たせたい印刷物
マットPP加工とは
マットな質感で落ち着きのある上品な雰囲気で、
下記のような販促物に使用する際にマットPPがおすすめです♪
- ジュエリー、ワインなど高級感をアピールしたいとき
- 名刺や会社案内、書籍カバーなど高級感を出したいとき
- 天井から吊り下げるタイプの案内看板
- 顔出しパネルや背景パネルなど写真撮影を想定したパネル
PP加工のメリット
冒頭で紹介したものに加えて、PP加工にはたくさんのメリットがあります!
ここではPP加工をするメリットを5つ紹介します。
- 傷や汚れから守る
- 発色が濃くなる
- 色移りを防げる
- 耐水性の向上
- 高級感や質感の向上
PP加工のメリットを理解して、販促効果が最大限に活かせるようにお役立てください。
傷や汚れから守る
紙にPP加工を施すと、摩擦による傷や汚れが付きにくく、破れにも強くなります。
そのため、販促物を下記のような用途で使用される場合はPP加工がおすすめです!
- 長期使用・長期保管したい場合
- 人通りの多い場所での掲示
- 飲食店などの汚れやすい場所での掲示
また、指紋や手垢といった日常的な汚れも付きにくく、清潔感を長く保てます。
もし汚れても、表面が滑らかなため、さっと拭き取りやすいのも利点といえます。
きれいな見た目が長持ちし、印刷物への好印象も持続するでしょう。
※少しの水はねであれば耐えられるほどの耐水性のため、完全防水ではありません。
多量の水がかかると、紙とPPフィルムの間から浸水しインクがにじんでしまう恐れあり。
発色が濃くなる
PP加工を施すことで、発色がはっきりとして見えます。
PP加工なしのものと比べて、より色鮮やかな仕上がりになります!
発色が変わってしまうのは嫌だ…色味にはこだわりたい!といった方もご安心ください。
ご希望の方には、イメージ通りの仕上がりになるよう色校正をして色味の調整をしております。
色校正については下記よりご確認いただけます!
色移りを防げる
PP加工なしでは、紙についたインクが接触した箇所に色移りしてしまうことがあります。
インクの色が濃くなるほど色移りしやすくなるため、掲示・保管の際には注意が必要です。
PP加工を施すと、インクが直接ほかの箇所に触れることがないため、色移りせず安心!
また、インクの剥がれも防止できるため、長期間綺麗な状態でご使用いただけます。
耐水性の向上
PP加工を施すと、印刷物の耐水性がぐっと向上します。
表面を覆うフィルムが水を弾くため、日常的な水滴や湿気から紙を守るのです。
これにより、インクのにじみや水濡れによる劣化リスクを軽減します。
用途としては、飲食店や水回りで使う資料、
一時的に屋外へ持ち出すポスターなどにおすすめできます。
ただし、完全な防水を意味するものではありません。
紙の断面(フチの部分)は露出しているため、多量の水に浸かる状況は避けましょう。
あくまでも「生活防水レベル」の保護と考えてください。
高級感や質感の向上
PP加工は、印刷物にグッと高級感を与え、手触りも良くします。
この質感のアップが、ブランドイメージ向上にも繋がる大切なポイントです。
例えばツヤが特徴のクリアPP(グロス)は、鮮やかでリッチな印象を演出できます。
一方、光の反射を抑えるマットPPを選べば、しっとりと上品な雰囲気に仕上がります。
どちらも、フィルムで表面が均一に整うため、滑らかで心地よい手触りに。
上質な手触りや見た目の変化は、製品やサービスへの期待感を高めます。
会社案内や商品のカタログ、特別な招待状など、
PP加工は、ブランドイメージが大切な場面で特に有効と言えるでしょう。
PP加工のデメリット
PP加工をすることによるデメリットは以下の通りです。
- 用紙が反る
- 薄い用紙には加工できない
- PP加工なしに比べて高い
PP加工によって耐久性、仕上がりの良さなどメリットがある一方で、
デメリットもいくつかあります。
知っておきたいデメリットについて順に紹介していきます。
用紙が反る
紙の片面のみにPP加工をしたり、
薄い紙にPP加工をすると紙が反ってしまう場合がございます。
これは湿度の影響や、PPフィルムによって紙が引っ張られることによるものです。
弊社では反り防止のため、ポスター製作の際には
両面にPP加工を施しておりますのでご安心くださいませ◎
薄い用紙には加工できない
薄い紙にPP加工を施すと、紙にシワがよってしまうことが多く、製作が難しいのです…。
そのため、紙の種類によってはPP加工が出来かねる場合がございます。
PP加工なしに比べて高い
紙の費用に加えてPPフィルムの費用がかかるため、PP加工なしのものに比べてお高くなります。
同サイズではPP加工なしが最も安く、マットPP加工が最も高価です。
そのため、使用シーンや使用期間、ご予算に合わせて仕様をお選びいただければと思います。
具体的な価格は下記の参考価格をご覧ください。
◆価格イメージ
PP加工なし<グロスPP加工<マットPP加工
失敗しないPP加工の選び方
失敗しないPP加工の選び方について、以下の3つの視点から解説します。
- PP加工の目的と求める仕上がりイメージを明確化する
- 印刷物の種類と用途に最適なPP加工の種類を選定する
- PP加工あり/なしの判断基準と費用対効果の見極め
上記の視点を押さえておけば、まず選択ミスは起こりません。
PP加工の良さを最大限に引き出してください。
1.PP加工の目的と求める仕上がりイメージを明確化する
失敗しないPP加工選びのコツは、まず目的と仕上がりイメージの明確化です。
なぜPP加工をしたいのか?を考えましょう。
例えば「傷や汚れから守り長持ちさせたい」
「見た目に高級感を出したい」など、目的を具体的にします。
次に、目的に合わせてどんな仕上がりが理想かイメージしてください。
鮮やかな光沢感が良いのか、光の反射を抑えたマットな質感が良いのか、といった点です。
例えば写真が多いなら光沢(グロス)、文字が多いならマットな質感も良いでしょう。
最初にこれらを明確にできると、
後の加工種類選びで迷いを減らし、納得の仕上がりに繋がります。
2.印刷物の用途に最適なPP加工の種類を選定する
目的とイメージが固まったら、印刷物の用途に合うPP加工を選びましょう。
例えば名刺の場合は、落ち着きと高級感を演出できる「マットPP」がおすすめ。
日々の摩擦からも守れる点もマットPP加工のメリットです。
写真が多いカタログやポスターの表紙は、
「グロスPP」を選ぶと色彩を鮮やかに見せ、内容の魅力を高められます。
また、飲食店のメニューなどは、汚れを拭き取りやすいグロスPPが実用的です。
このように、印刷物の用途と、与えたい印象を考えることが重要になります。
機能と見栄えのバランスを考慮して、最適な加工を選んでください。
3.あり/なしの判断基準と費用対効果の見極め
PP加工をするかしないか、最終判断に迷う例も考えられます。
まずPP加工を「あり」とする目安は、印刷物を長期間使いたい場合です。
見た目の高級感や質感を重視する、傷や汚れから守りたい時もPP加工が有効でしょう。
逆にPP加工を「なし」とするのは、短期間で役目を終えるチラシなどです。
直接書き込みが必要な書類や、コストを最優先したい場合も加工なしが選ばれます。
費用対効果を見る際は、コストだけでなく、
耐久性向上による印刷物の長寿命化も考慮するべきです。
最終的には、印刷物の目的や予算と照らし合わせた判断が大切です。
PP加工に関するよくある質問(Q&A)
PP加工についてパネルプラスに寄せられる、よくある質問を紹介します。
- Q1. PP加工は自作できる?自作キットとその方法は?
- Q2. PP加工を施した印刷物の一般的な寿命や耐久性は?
- Q3. PP加工の納期の目安は?
- Q4.PP加工とラミネート加工の違いは?
上記は代表的な質問になるため、ぜひ知っておいてください。
理解していただければ、より適切な政策に役立ちます。
Q1. PP加工は自作できる?自作キットとその方法は?
専門業者並みの高品質は難しいですが、
市販の接着剤付きコートフィルムで、個人でも表面保護に挑戦できます。
まず、カッター、定規、カッティングマットなどを用意してください。
そして、フィルムを貼りたい物より少し大きめにカットします。
次に剥離紙を少しずつ剥がし、空気を丁寧に抜きながら貼り付け。
最後に余分な部分を切り落とします。
ただし、自作の場合、気泡やシワが入りやすい点に注意が必要です。
一度貼ると剥がせないので、ある程度の技術も必要になります。
個人的な趣味の範囲で、品質の差を理解した上で試してみましょう。
Q2. PP加工を施した印刷物の一般的な寿命や耐久性は?
PP加工を施すと、印刷物の寿命は延び、耐久性も向上します。
日常的な摩擦による傷や、湿気などから印刷面をしっかり保護できます。
具体的な寿命は、使用する環境や頻度によって大きく変わるため一概には言えません。
ただ、PP加工なしの印刷物と比べれば、格段に長持ちすることは確かです。
例えば、頻繁に手にする資料や長期間掲示するポスターも、
美しい見た目を維持しやすくなるでしょう。
結果として、印刷物の交換頻度を減らす効果も期待できます。
Q3. PP加工の納期の目安は?
PP加工をすると、通常の印刷に加え、加工のための時間がプラスされます。
一般的な目安としては、プラス1営業日から3営業日ほどみておくと良いでしょう。
なぜなら、印刷が終わった後にフィルムを貼る追加工程が必要だからです。
ただし、注文する部数や、片面か両面か?といった加工内容によっても変動します。
製作状況によっては、お急ぎの場合でも短納期で対応してもらえることもあります。
必ず事前に納期を確認してください。
全体のスケジュールを考える上で大切な要素なので、計画に含めておくと安心です。
Q4.PP加工とラミネート加工の違いは?
PP加工とラミネート加工、どちらも印刷物をフィルムで保護します。
まずPP加工は、比較的薄いフィルムを印刷物の表面に圧着させる方法です。
フチが出ないので、スッキリとした自然な見た目が特徴です。
一方、ラミネート加工は、
厚めのフィルムで印刷物を完全に挟み込み、周囲に透明なフチができます。
これにより、PP加工より高い防水性と強度が得られます。
仕上がりの美しさや柔軟性を求めるならPP加工。
とにかく頑丈にしたいならラミネート加工、というように用途に合わせて選びましょう。
※弊社ではラミネート加工を承っておりません。
PP加工に関する参考価格
PP加工なし/グロスPP加工/マットPP加工の3パターンで価格を比較してみましょう。
各商品の紹介ページに、より詳しく価格を掲載しているので、ぜひご覧ください。
※下記の価格表はすべて1枚からのお値段となっております!
◆ポスター(税込)
サイズ | PP加工なし | グロスPP加工 | マットPP加工 |
---|---|---|---|
A3 | ¥600~ | ¥680~ | ¥1,130~ |
A1 | ¥1,110~ | ¥1,260~ | ¥1,930~ |
600×1200 | ¥1,570~ | ¥1,760~ | ¥2,990~ |
900×1800 | ¥2,770~ | ¥3,210~ | ¥4,780~ |
◆片面パネル(税込)
サイズ | PP加工なし | グロスPP加工 | マットPP加工 |
---|---|---|---|
A3 | ¥1,220~ | ¥1,290~ | ¥1,740~ |
A1 | ¥2,740~ | ¥2,890~ | ¥3,560~ |
600×1200 | ¥4,000~ | ¥4,200~ | ¥5,420~ |
900×1800 | ¥7,550~ | ¥7,990~ | ¥9,560~ |
私たちパネルプラスは、小ロットのパネル・ポスターの製作を得意としています。
価格の安さと顧客満足度にも自信があります。!
もちろん、このほかのサイズでも製作可能です。
詳細見積りをご希望の方は下記よりご依頼ください!
↓↓参考お見積りのみでもOKです!↓↓
さいごに
PP加工は紙の耐久性を上げるだけではありません。
グロスPPとマットPPの使い分けで、より商品のイメージを伝えられます。
商品イメージにあった販促物で、 お客様の購買意欲もUPさせられるかもしれません。
パネルやポスター・POPなどの製作の際には、ぜひPP加工をご検討ください!
「用途にあった仕様を教えてほしい」
「予算に収まるように製作ツール・仕様を決めたい」etc...
製作に関する悩みや質問など、お気軽に相談ください!
皆様からのお問い合わせを心よりお待ちしております♪
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