こんにちは!パネルプラス(株式会社TMF)です。
「写真データの解像度が不足しています」
「dpiが低いため、印刷物の画質に影響が出る恐れがあります」
印刷業者からこのように言われた経験はありませんか?
しかし、「解像度」や「dpi」などの用語の意味が理解できていないと、
どう対応すればいいのかわかりませんよね。
今回の記事では、これら写真データの画質にまつわる用語をわかりやすく解説します。
「解像度が不足しています」と言われた場合の対処法も紹介していますので、
ぜひ最後までご覧ください。
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【解像度?画質?ピクセル?dpi?】写真データに関する印刷基礎知識
印刷物の品質は、入稿する画像や写真データの品質に左右されます。
その中でも「解像度」や「画質」はとても大切な要素です。
まずは基本的な言葉の意味や概念の理解を深めていきましょう!
写真データの基礎知識|画素数とは?
「解像度」や「画質」を語るうえで、まず理解が必要な概念があります。
それは、「画素」です。
きれいな写真や画像に見慣れていると意識しづらいかもしれませんが、
あらゆる画像や写真データは細かな点(ドット)によって構成されています。
この点を画素、またはピクセル(px)と呼びます。
つまり「画素数」とは、
デジタル画像が構成される基本単位・ピクセルの総数を指す言葉です。
例えば、「1280×960ピクセル」の画像は、
横に1280個、縦に960個のピクセルから構成されており、
これを掛け合わせた総数が画素数です。
この例では約123万画素となります。
デジタル画像はこのピクセルの集合によって構成され、
それぞれのピクセルが特定の色を表現しています。
したがって、画像の画素数が多ければ多いほど詳細な色表現が可能となり、
描写が細やかに見えるのです。
一方で、画素数が少ない画像は、ぼやけて見えたり、細部がカクカクした印象になります。
高画素数の画像 低画素数の画像
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写真データの基礎知識|解像度とは?
「解像度」は、
ある一定の範囲内に含まれる画素(ピクセル)の総数を指す用語です。
これは画像の細部の表現力を数値化したもので、
ピクセル密度と呼ばれる場合もあります。
解像度の数値は通常、「dpi」(1インチあたりのドット数)または「ppi」(1インチあたりのピクセル数)
という単位で表示されます。
1インチあたりの画素数が多い(dpiが大きい)ほどピクセルの密度が高く、解像度が高い、ということです。
高い解像度を持つ画像は、きめ細かく鮮明な表現が可能であり、
その結果として高品質な印刷物に仕上がります。
一方で、低解像度の画像は画質が粗くなり、ぼやけた印象を与えてしまいます。
画像や写真データの画素数、および解像度は、入稿前に確認できます。
確認方法はOSやデバイスによって異なりますが、
Windowsの場合は、画像ファイルにマウスを合わせて右クリックし、
「プロパティ」を選択すれば確認可能です。
高解像度のプロパティ 低解像度のプロパティ
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写真データの基礎知識|画質とは?
「画質」とは、一般的に映像や写真の視覚的な印象を示す言葉です。
少しややこしいかもしれませんが、
実は、「画質が良い画像」=「画素数が多い・解像度が高い画像」と一概には言えません。
画質は、時に解像度と同等の意味で使われる場合もある言葉ですが、
それだけでは語り尽くせない要素があります。
例えば、写真を見た時に「色彩が鮮やかで画質が良い」と感じる方と
「解像度が高く画質が良い」と感じる方がいるように、
画質とは「見た人の印象の良し悪し」を含む広範な概念とも言えるでしょう。
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印刷に適した写真データの解像度と画像サイズ
ここからは印刷に求められる写真データの解像度について解説します。
実際に、スマートフォンやデジタルカメラの画面上では滑らかに表示されている画像でも、
印刷すると画質の粗さが気になる場合もあるため、注意が必要です。
もちろん、印刷物の素材やサイズ、
印刷環境や求める品質などの違いによって基準は異なりますが、
当社では、解像度250dpi、画像サイズ2,000ピクセル以上のデータの入稿を推奨しています。
これまでの経験上、250dpi以上あれば大きく画質が荒れることは少ないものの、
より高い解像度の写真データであればさらに安心です。
詳しくは『写真・データについて』のページでも解説しています。
画像データの解像度や印刷物の仕上がりに不安がある場合は、
『データ入稿サポートサービス』をご利用ください。
「写真データの解像度が不足しています」と言われたら
それでは、印刷業者に写真データを提出した際に
「解像度が不足しています」と指摘された場合、写真を撮り直すしか対処法はないのでしょうか?
そんなことはありません。
いくつかの対処法がありますのでご紹介します。
解像度不足の場合の対処法1|印刷サイズを小さくする
解決策の一つとして印刷サイズを小さくする方法があります。
印刷サイズを小さくすると、一定の範囲内に占めるピクセルの数が増え、
一見するとその画像の解像度が高まったかのように見えます。
つまり、解像度が一定の場合、画像のサイズを小さくすることでピクセル密度が高まり、
結果的に印刷品質が向上するのです。
もし検討の余地があるなら、
写真データが綺麗に印刷できるサイズへの変更を検討するのも1つの手です。
解像度不足の場合の対処法2|解像度を高める無料サービスを利用する
どうしても写真の撮り直しや印刷物のサイズ変更が難しい場合は、
画像や写真データの解像度を上げる方法を検討しましょう。
Web上には、AIの技術によって、画像の品質を保ちながら詳細に拡大できるサービスがあります。
サービスによって利用条件は異なりますが、無料で試せるものをいくつか紹介します。
※上記サイトは当社が運営するものではありません。
リンク先サイトの利用規約を守ったうえでご利用ください。
※ダウンロードには会員登録が必要な場合があります。
まとめ|写真データの解像度や画質は入稿前に確認しよう
写真データは印刷物の品質を左右するため、入稿前に解像度や画質を必ずチェックしましょう。
画像データの解像度や印刷物の仕上がりに不安がある場合は、
『データ入稿サポートサービス』をご利用ください。
当社ではポスターやパネルなど、オリジナル販促ツールの製作を承っています。
みなさまからのご依頼をお待ちしております!
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